隠居の日向ぼっこ |
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| 江戸のことといったら、杉浦日向子さん。
というくらいその筋では有名な方です。
江戸の文化や、情緒にとても造詣が深く好きな作家の一人です。
若くして癌で亡くなられて、そのときはすごくショックでした。
これは過去に出した本の中から、道具類について抜粋した形の本になっています。
今でも使われている道具もある中で、紹介の仕方が面白かったのが 「 蚊帳 」。
今でも使われていると言っても、殆どは使ったことも見たこともないと思いますが
私も現物は見たことはありません。
でも、天井から吊るした蚊帳の中に入ったら、また違った外の世界が見えて楽しそう。
文中から、
[ ところで、ボロボロに穴の空いた蚊帳を、「 蓬莱蚊帳 」と呼ぶ。
「 鶴と(吊ると)亀が(蚊めが)舞い遊ぶ」から ]とあります。
ちょっと読んで、考えて、なんて洒落の聞いた名前を付けるのだろうと関心してしまいました。
穴の空いた蚊帳なのに、愛嬌込めている。
江戸の頃、生活も楽ではなかったはずだけど、今よりずっと心に余裕があったのかな~と思います。
私が江戸に惹かれる理由の一つかもしれない。
でもまあ、いまは平成の世です。
子供たちは平成生まれ。
文化も情緒もそのうち、身につくかな。(←すごくあやしい)
さて、話し変わって昨日の朝のこと。
ご飯にカレーをかける人~?(前の日の残り)
ちりめんじゃこをかける人~?
と聞いたとき。
パパ 「 カレー! 」
上の子 「 私もカレー 」
ママ 「 じゃあ、ジャコにするかな 」
下の子 「 ふりかけ! 」
え~、選択肢の中から選んでください。
天邪鬼のシッポが、見え隠れする下の子。
そして、勝手にふりかけ出してかけてるし・・・。
平成生まれにもある意味、余裕はあるようで。
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3月7日(木)06:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理
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