くまじるし本舗
 
ハンドメイドのことや日々のこと
 



読んだ本

「自分の木」の下で

大江健三郎さんの本です。

何気なく図書館で選んだ本ですが、惹かれたのが

「 なぜ 子供は学校に行かねばならないのか 」

という表題です。

まだ、子供はそういう質問をしないし、これから先もないかもしれないけど予防薬として参考になるかな~と思いました。

著者がまとめた言葉です。


「 国語だけでなく、理科も算数も、体操も音楽も、自分をしっかり理解し、他の人たちとつながってゆくための言葉です。

外国語も同じです。

そのことを習うために、いつの世の中でも、子供は学校へ行くのだ、と私は思います。 」


言い回しが独特なのでこのままでは子供に伝わらないかもしれません。

なので自分の言葉に変えて、子供に伝えれられるようにしなければならないけど。

まだまだ子供は小さくて、親の思うようにできる体の大きさだけど、そのうち力だけではどうしようもない時が来ます。

耳も貸さないかもしれない。

自分が揺らがないためにも、いい本かなと思いました。



そんな下の子、4歳。(←どんなそんな?)

風邪をひきました。

咳をコンコン。

マスクを自らして

「 姉ちゃんに移るといけないから、ママの隣でごはん食べるね 」

「 姉ちゃんに移るといけないから、ママの隣で寝るね 」

姉ちゃん思いなのか、ママに甘えたいのか

どっちだ?



5月31日(金)06:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

親と子のきずなを深めるために

スピリチュアルで有名な、江原啓之さんの本です。

子育てをする上で、目線が違って面白いなと思いました。

大抵の育児本は、子供を見てどうしたらより良いかというのを考えます。

でも江原さんのこの本では、かつて子供だった人が抱える悩みを通して、子育てを考えています。

大人になっても、親の呪縛から逃れなれなくて苦しんでいる人。

子供に過剰な期待をかけて、束縛していることに気づかない親。

そうなってしまわないように、ヒントとして昔話しが紹介されています。

「 姥捨て山 」 「 白雪姫 」 「 さるかに合戦 」 などなど6話。

親世代ならもちろん知っている話しばかりですが、この物語に込められた思いを知ると、やっぱり子供に読んで聞かせたいと思いました。

そして自分自身も、私が育ててやっているという思いを持たないように気をつけたいと思いました。

この本を読んだから・・・というわけではないのですが、たまに布団に入ってから白雪姫や、さるかに合戦を話すことがあります。

( 布団に入って本を読んで上げるには暗いし、電気を付けて読むのがツライから、暗記してる物語ばかりを話します。 )

が、結構適当です

特にさるかに合戦は蜂やクリが出てきますが、順番が毎回違って、よく子供に突っ込まれてます

子供や私が飽きてくると、登場人物を子供の名前に変えたりして、話します。( これが案外受けがいい )

話し疲れると、「 続きはまた明日~ 」と言って終了してしまうんだけどね。

まだ喜んでくれるうちは、続けたいな~と思ってます。



5月11日(土)11:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

知的生産のためのすごい!仕事術

ビジネスマンじゃないけど、面白かった本です。

英単語の本を多数出版していて、その筋では有名な方です。(英語が苦手な私は知りませんでした)

でもこの本は英語のことではなくて、仕事に取り組む姿勢を書いてあります。

一応ワタクシ専業主婦という職業になるので、仕事って・・・と思うかもしれませんが、ビジネスハウツー本は面白いです。

今まで読んだ生ぬるい本より、スピード感があって、具体的でした。

特に面白かったのが、「 データをして語らしむ 」 です。

データをインプットする前に、自分の視点でデータを選び、あるいは加工しておくと、その後のアウトプットに非常に役立つ。

すべてのデータの背後にはドラマがある。

それを読み取るのが、「最大瞬間専門家」になるための早道だと思う。


データの意味、というのを考えるのが好きなのです。

これが今後に活かせていけるよう頑張らねば。

子供のことでも、仕事のことでも、データの裏側

覗くとおもしろいですよ。



これは昨日、松坂屋で買ってきたもの。

母のお供だったので、スポンサー付きです

贅沢に松阪牛のミンチを使ったミートパイ。

ユーハイムが作ってるそうです。

さすが松阪牛という美味しさはよくわからなかったけど(←味オンチ)、

でもパイ生地がサクサクして美味しかったです。さすがユーハイム。(←パイならわかる

中はゆで卵を細かくしたものと、ミンチを混ぜて味付けしてあって、和風味。

お値段 お一つ 336円

観光地で売ってる大きな豚まんと、そう変わらないお値段です。

(そう思うと、途端に安く思えるのはナゼ?)

デパートに行くと、ちょっと豪華な惣菜にめぐり会えるので嬉しいです。



4月26日(金)05:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

両手いっぱいの言葉

寺山修司さんの本です。

著書の中から抜粋したものをまとめたもので、詩集のような感じです。

ちょうど、上の子が劇団四季の「 はだかの王さま 」のパンフレットを持って帰っていたので、奇遇だなと。

何が奇遇かというと、はだかの王様の台本を書いたのが寺山修司さんです。

演劇関係に力を発揮されている人だけあって、言葉のつかい方が非常にうまいです。

例え方がうまいのでしょうか。

この本の中で気にいっているのが

「 子供は子供として完成しているのであって、大人の模型ではない。

毛虫と蝶々が同じものであるわけはないんで、毛虫は毛虫として完成しており

蝶々は蝶々として完成していると思う。 」 


という文章です。

すごく納得。

大きくなったんだからこれくらい、と思うとイライラすることがあるけど、毛虫と思えばしょうがない。

ということは思春期は、さなぎかな。

まあ、蝶になったら、二度と毛虫時代には戻れないので、今この時期を楽しみたいなと思いました。

そういえばず~っと昔に「 身毒丸 」を観たけど、これも寺山修司さんだったのね。

懐かしく思い出しました。

今はなかなか観劇できないけど、時間ができたら(お金もだけど)またいろいろ見たいな~。 



久しぶりに人参ケーキを焼きました。

お友達の家に行くので焼いてみたけど、中を確認するためカット。

たぶん、大丈夫かな~。

これは人参一本まるごと入れていますが、シナモンを混ぜているので、人参臭くありません。

ケーキだけど人参よ。ということで、母の間食の罪悪感を消すケーキなのです。

そういえば、月曜に小学校に行って上の子の教室に入ったとき。

自己紹介の紙が、後ろに張り出されていました。

大きくなったらなりたいもの、というお題に対して他の子供たち

「 ケーキやさんになりたい 」 そうよね~。人気があるよね。

「 お姫様になりたい 」 まだまだ幼くてかわいいね~。

「 やくざいしになりたい 」 リアルなこと書いてるね~。でもわかるわ~。

で、うちの子が書いた大人になったらなりたいもの。


「 大人 」


もれなくなりますから。

かなり心配だと思ったうちの子の回答だったけど、友人の子供の回答が

「 割り算 」

だったので、ちょっとホッとしました。

間違えただけだよね。そうだよね。



4月17日(水)12:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

私らしい大人服

これは本というよりは、服の型紙ですけどね。

月居良子さんのパターンは、よく使わせてもらいます。

この本は一番新しいもののようで、たまたま図書館で見つけたので即借りました

春なので、これから着られる服を作ろう・・・と思って通販で生地を買ったはいいけど、

届いた色が、オリーブグリーンにスモークブルー

おかしいな~。春夏用に買ったはずなのに、カラーは秋

自分の好きな色を選んだら、肝心の春が抜けてました。

今度こそは春の色を選びたい

ちなみに良く買いに行くのは、布伝説か大塚屋。

たま~に通販を利用したりもするけど、やっぱり触って選びたいのでね。


では早速、仕立ててみたいと思います



さて先週の土曜日まで、子供たちを連れて妹のところへ行っていました。

子供の年が近いので、長い休みのときは一緒に遊ばせられるので助かります

そしてすっかり春の陽気。

今日はちょっと雨が降ってしまったけど、土曜はいい天気で近所の公園まで自転車で出かけてました。

川沿いが桜並木でとっても気持ち良かった。

しかし、子供たちは満開の桜には目もくれず、公園目指してまっしぐら。

下の子も補助輪付きの自転車で、キコキコ頑張ります。

・・・・後ろ姿を見ながら、ふと成長を感じました。

この前も下の子と話してるときに

「 桜が綺麗だね~ 」

と言えば

「 春だからね~ 」

と、合いの手も上手に言えるようになっていたし。

小さい時って本当にあっという間。

もっともっと抱っこしないと。



手持ちのデジカメで桜の接写。

いい感じに撮れたかな

でも、やっぱりミラーレス欲しいかな~。(←まだ言ってる。でもしばらく悩むよ~)

春になると物欲も大きくなって困るわ。



3月31日(日)20:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

池波正太郎 剣客商売 浮沈

去年の秋口くらいから、このシリーズを読み始めて

番外編も含めて18巻あるのですが、いよいよ最終巻。

読み終わってしまうのが、寂しかった~。

18年かけてこの小説は書かれていて、その間に主人公が年を重ねていきます。

主人公は59歳の初老として登場。

最終巻では67歳で、登場のときよりも(当たり前なのですが)老けていきます。

水戸黄門のような勧善懲悪、1編ごとの読み切りシリーズなので、歳は取らなくてもいいのにと思うのですが、最後には作者がなくなる年齢で終わっています。

軽い読み物なので、頭をからっぽにしたいとき、もしくは入院したときに(予定は無いけど)また、始めからよんでみたいと思ったシリーズでした。

ちなみにこの本。

図書館で借りるのですが、借りるたびに結構借りられている・・・。というのを実感します。

ずっと人気があるシリーズなのだなとちょっと、嬉しくなりました。



さて昨日 下の子が1年間、書き溜めたものを幼稚園から持って帰ってきました。

そしてこの絵は、一年前(入園当初)に書いたママ。



そして、これが最近 書いたママ。

進歩してるね~

一年間の成長を目で感じました。

59~67歳だと完全な下り坂だけど、3~4歳はすごい登り坂

これからも、どんどん吸収して大きくなっていってね。

( 私はたぶんゆるやかな下り坂? イヤ、もうちょっと登ってから )


こうして成長している下の子ですが、まだまだ無茶を言います。

「 お友達の家に行く時は、自転車持ってきてよ~ 」

「 え~、自転車に乗って行くのに、どうやって持っていくの?できないよ。 」


「 自転車のカゴに入れればいいじゃん 」

私はスモールライトは持ってませんが。



3月20日(水)06:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

養老孟司の<逆さメガネ>

「 バカの壁 」を執筆したことで有名な養老孟司さんが書いた本です。

これは教育という題材を通して、物事の見方や考え方を述べた本です。

そして子育てについての根っこのところで、深く共感しました。

「 子供は自然のもの 」ということを全編とおして書かれています。


面白かったのが、著者が百円玉とゾウムシについて述べているところです。

道端にゾウムシがいても、たいていの人は気にも止めないけど、百円玉が落ちていたらたぶん足が止まる。

それは百円玉が「 行動に影響するもの 」であるから。

ゾウムシとなると、よっぽど虫好きの人でないと行動には影響しない。

その指摘が、私の疑問の答えになっていたようでハッとしました。

子供が1歳くらいのとき、散歩をしていると

あらゆるゴミたち、吸殻やペットボトル、紙袋などなどに反応して、触ろうとしていた子供が2、3歳くらいになると視界に入っても関心を示さなくなるのです。

よっぽど口に入れようとしなければ、注意をしなかった私なので、どうしてかな~と考えてました。

で、この本です。

子供は子供なりに、「 自分の行動に影響しない 」ということを考えていった結果なのかなと思いました。

ゴミをゴミとして認識したことで、ゴミは自分と関係ないと。(好みのゴミ?だけに反応するようになってる)

ちょっと反省ですが、せめて明らかなゴミを見たときくらいはサッと拾っておけば良かったかなと思います

(もちろん今からでも実践できることだけれど・・・)

専門的になってしまう部分もあるけれど、どこも違う角度から子供の教育ということを論じているので面白かったです。

そして、こういった考え方のできる人が増えたら、子供はもっと伸び伸びできるんだろうな~と思いました。

せめて、親の私くらいは・・・と思って、たまに読み返している本の一つです。


昨日は幼稚園のお友達が沢山遊びに来てくれたので、大興奮の娘たちは、体力を使い果たし7時半頃には布団に入っていきました。

まだまだ、自然な状態の子供達です



3月12日(火)06:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

隠居の日向ぼっこ

江戸のことといったら、杉浦日向子さん。

というくらいその筋では有名な方です。

江戸の文化や、情緒にとても造詣が深く好きな作家の一人です。

若くして癌で亡くなられて、そのときはすごくショックでした。

これは過去に出した本の中から、道具類について抜粋した形の本になっています。

今でも使われている道具もある中で、紹介の仕方が面白かったのが 「 蚊帳 」。

今でも使われていると言っても、殆どは使ったことも見たこともないと思いますが

私も現物は見たことはありません。

でも、天井から吊るした蚊帳の中に入ったら、また違った外の世界が見えて楽しそう。


文中から、

[ ところで、ボロボロに穴の空いた蚊帳を、「 蓬莱蚊帳 」と呼ぶ。

「 鶴と(吊ると)亀が(蚊めが)舞い遊ぶ」から ]とあります。


ちょっと読んで、考えて、なんて洒落の聞いた名前を付けるのだろうと関心してしまいました。

穴の空いた蚊帳なのに、愛嬌込めている。

江戸の頃、生活も楽ではなかったはずだけど、今よりずっと心に余裕があったのかな~と思います。

私が江戸に惹かれる理由の一つかもしれない。


でもまあ、いまは平成の世です。

子供たちは平成生まれ。

文化も情緒もそのうち、身につくかな。(←すごくあやしい)


さて、話し変わって昨日の朝のこと。

ご飯にカレーをかける人~?(前の日の残り)

ちりめんじゃこをかける人~?

と聞いたとき。

パパ 「 カレー! 」

上の子 「 私もカレー 」

ママ 「 じゃあ、ジャコにするかな 」

下の子 「 ふりかけ! 」

え~、選択肢の中から選んでください。

天邪鬼のシッポが、見え隠れする下の子。

そして、勝手にふりかけ出してかけてるし・・・。

平成生まれにもある意味、余裕はあるようで。



3月7日(木)06:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

マザーグースの歌

第3集を持っています。(?0年前に買いました)

谷川俊太郎--訳 イラスト--堀内誠一

なぜ3巻かというと、「 誰がこまどり殺したの 」が入っているからです。

この残酷だけど、不思議な誌に惹かれてマザーグースに興味をもちました。

マザーグースは日本の遊び歌と比較されることも多く、実際イギリス・アメリカの童謡として親しまれています。

遊び歌やなぞなぞ歌があり、中にはナンセンスなものや、残酷な内容のものがありとても奥深いです。

私自身はナンセンスものや残酷なものが、不思議な世界を覗いているようで好きです。

そして英語が読めないので、訳されたものを読むしかないのですが、これまた谷川俊太郎の訳がとてもいいのです。

いろいろな人が訳したものを読みましたが、韻の踏み方と言葉の選び方が秀逸だと思います。


ちょっと話しがそれますが、以前の職場の話し。

通訳の仕事をしている人が結婚退職しました。

会社から遠方へ住むことになったにも関わらず、会社が郵送で通訳の仕事を頼んでいるのです。

会社には他にも通訳の人がいるのに、何で?

上司の人に聞いてみると、

「 彼女は、表現力が豊かなんだよ 」

とのこと。

・・・・・すごい

英語が出来る人は大勢いるけど、さらに踏み込んで表現力とは。

多分この言葉がずっと残っていて、翻訳者によって内容の受け取り方も違ってくるんだということに気づきました。

なので私にとってのマザーグースは、谷川俊太郎訳のものが一番なのです。

これからの社会、英語は必須で子供にも身につけてもらいたいなと思いますが、

みんなができる状態の時には、社会で必要なのは豊かな語彙なのだと実感してます。

・・・ま、私は hair・make を ヘア・マケ と読んでしまうくらい英語は苦手です。(これを指摘された時は、まさしく顔から火が出た

あ~、英語ができたらな~。世界も広がるよ。


ちなみに上の子も苦手かなと?

「 ママ~、お菓子もらったよ。ピーターパンのお菓子。 」

随分、おしゃれなお菓子だなと思って見ると

・・・・・・ハッピーターン

まずは語彙よりも単語の復唱から。



2月27日(水)06:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理

才能とは続けられること

将棋棋士の羽生善治さんの本です。

同年代なので、活躍を新聞を見ては すごい人だな~と思っていました。

この本は字の大きさや、本の内容から見て小学生や中学生向けのものです。

30分くらいで読破できてしまう。

でも、さすが頂点を極めた人の言葉だけあって、深いです。

さらっと深いことが書いてあるので、逆に小・中学生にわかるのだろうかと思ってしまうけど。

文中で一番印象深かったのが、

「 地道に、着実に、一歩一歩進み続けることができるということが

一番大切なことであり、なによりの才能ではないかと思うのです。 」

とあります。

若い時には気づかない、続けられるという才能。

好きだからこそ続けられるものなのでしょうね。

私の場合でいえば、ミシン作業は確かに肩が凝るときもあるけど、

あの達成感が好きで続けてます。

やはり10年続けていれば、下手でもそれなりに上手くなっていきます。

きっと、あと10年やっていけばもう少し上手くなるでしょう。(←希望的観測)

才能があるなしと考えずに、続けていけばそれが才能になると気づくのはすごいこと。

自分の子供が思春期になったら、是非読んで欲しいと思った本でした。



2月24日(日)11:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理


(1/3ページ)
>1< 2 3 最後