子どもが巣立つということ |
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| 発達心理学の専門家が書いた本で、ジャパンマシニスト社から出ています。
私は読みたいところから読んだりしますが、この本は順を追って、
最初から読んだ方が理解が深まります。
自立ではなく、巣立ち。
子供が親から離れて生きていくには、何が必要なのか。
学力、生活力、コミニュケーション力・・・、特に私はコミニュケーションの力が大切だと思っています。
上の子はなかなかに、自分から輪の中に入って行くことができないので、どうしてあげたらいいのかなと考えています。
まずは見守る。
でも見守ってばかりでもいけないので、環境を作ろうかと。
強く言っても、できるものでもないし。
この本の中には、人を変えるということばかり考えないで、自ずと行動を起こすように環境を整えてあげる
というようなことがかかれています。
人と触れ合う環境、人を喜ばせて、自分が喜ぶことができる環境作り。
この本の中で紹介されている一節で
人間とは「 相手が喜ぶのを、喜ぶ生き物だ 」という一節がとても興味深いです。
決して相手からの見返りを求めてのことではなく、ただ相手が喜んでくれたことが嬉しい。
そういった経験の積み重ねで、人が人を認め、必要とされ育っていくものだと思います。
人との関わり合いは確かに面倒くさくて、時には煩わしくて、いいことばかりではないことは、みんなわかっています。
でも、関わらないことには人は成長できない。
反対に言えば、たくさんの人と関われば、関わっただけ成長し、得るものが多いと思います。
文中に
鳥と同じように、人間もまた「 自らの力だけでは飛べない 」。それは当たり前のことです。
とあります。
鳥は羽を羽ばたかせて飛んでいるのではなく、羽を広げて風を捉えることによって飛ぶことができる。
人も自分の力と、人との関わり合いの力によって初めて巣立つことができるのです。
そういった大切なことを、体験を通して子供たちに伝えていけたらいいな。
あんまり難しく考えても仕方無いけど、違った角度から自分を見るためにも、たまにはこんな本もいいと思います。
息抜き
パパと一緒に布団に入ってキャッキャと騒ぐ子供達。
上の子 「 パパの顔は触っちゃダメなんだよ~。油がつくからね。 」
(パパはちょっとオイリー肌です)
下の子 「そうだよね~。油が飛び散るからね~ 」
パパの顔はフライパンではありません。
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2月13日(水)06:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読んだ本 | 管理
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